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ICHI IKEDA (池田一)

大阪生まれ。京都大学大学院修了。地球環境問題、特に水に関する問題と強く結びついたアートワークを世界規模で展開し内外で高い評価を受けているアーティスト。

​1991年、第21回サンパウロ・ビエンナーレで池田一は特別招待アーティストとして「Floating Earth ( 漂う地球)」という作品を発表し、日本人で初めてメイン・ステージを担当した(ちなみに前年度メインステージはヨーゼフ・ボイスであった)。
 1995年、国連50周年記念アートカレンダーではクリストやイリア・カバコフらと共に「世界の12人のアーティスト」に選抜された。
 2008年、ニューヨークの国連本部で行われた環境セミナーでは東・東南アジア、オセアニアの代表として「世界の7人の1人」として選抜され、環境アートプロジェクトからの提案を行う。
 2012年、東京都の要請で上野公園不忍池全体を使った環境アートを実現。設置作業には職業・国籍を超えた600人のボランティアが参加。1ヵ月間の展示に約100万人もが訪れたという。
 ミネソタ大学出版局が刊行した「アースアートの倫理 The Ethics of Earth Art」は、1960年代からのアースワークやランドアートなどの「自然とアート」の歴史をまとめた本であるが、著者のAmanda Boetzkes は、結論の章として池田一を取り上げている。本の評者は「標準的なアートの歴史では、初期のランドアートやアースワークから、大阪出身のアーティスト・池田一らの環境アートへのシフトについて言及するだろう」と書いている。社会と自然のシステムにおける、新しいパースペクティブの必要性を、「Water’s-Eye 水の目」として提案し、各界から反響を呼んでいる

Personal History

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Ichi Ikeda Portrait 1.jpg

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