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Earth Art Action
今や水や自然の地形を利用した大規模な野外インスタレーション(”Ex-tallation”)の作家として国際的に名が知れ渡る池田一であるが、そこには、少なくとも三つの根があるように思われる―例え池田一自身は己の原点を否定しようとも、あるいはより適切には、自分自身を紐解く営為として、存在するはずのない原点を常に希求していようとも。第一に、京都大学大学院時代に培った科学的で客観的な視点。第二に、出身である大阪の環境で培われた、一種の決して解決不可能な混沌、縺れ。そして第三に、主にここで採り上げる、当時学業と両立していたという演劇及び演出家廃業後の一連のパフォーマンス経験がそれである。それらは常に現在の池田一にも息づき、その創造力の源に活力を与えている―ただしその創造力の源とは、これら三つの根と一緒ではない。それは永遠に解き明かし得ない謎、あるいは問いのようなものであろう。
(織田理史)
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Workshop for Earth Art
Seminar &
Lecture
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2001- 2005
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1991- 1995
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