top of page
PublicPerformance全体目次_edited.jpg

 池田一のことを紹介する米国の評論家の文章で、初Public Performance という言葉に出会った。「水は地球の中の最も重要な資源であると確信する池田一は、国際会議、コミュニティ活動、パブリック・パフォーマンス、インターラクティブなインスタレーションを通じて、広く『池田ウオータ』として知られる水のプロジェクトを世界各地で実現---]、と。

 パフォーマンスが「身体的な自己表現」に縛られた閉鎖的な状況を解放し、開かれた他者との関係、住民参加や地域創生、更には地球環境問題に真っ向に向き合う池田一の活動は、Public Performanceとして広く認知されるだろう。

 個人を越えた公衆的な表現であるPublic Performance が成立する前提には、「global conscioueness 地球意識」の共有がなければならない。ミネソタ大学出版の「アースアート の倫理学」の著者は、アースアート の歴史の中の最重要アーティストの一人として、池田一を次のように分析している。「--- 池田の作品は、水を生態系の問題としてだけでなく、地球とそこに住む人々を繋ぐ媒体として、また国境や地域社会といった人間本位な境界を越えて他者にコミットする、いわゆる『global consciousness』の流動的な基盤として位置づけている。」 Public Performance は、地球上の全ての人と向き合ってる。

PublicPerformance全体目次のコピー_edited.jpg
PublicPerformance全体目次のコピー3_edited.jpg
bottom of page